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木造

2×4工法(ツーバイフォー)は、規格化されたサイズの構造用製材を用いて建てる北米の伝統的な木造工法です。日本の在来工法が主に”柱と梁”により建物の骨格を組み立てる[軸組工法]であるのに対して、2×4工法(ツーバイフォー)の建物は壁面と床面”によって建物を構成する[壁式構造(枠組壁工法)]となっています。優れた耐震性や耐火性、規格化された建築材料を多く用いることによる施工期間や建築費用面でのメリットが最大の特徴です。

阪神大震災において実証された優れた耐震性能

2×4工法(ツーバイフォー)は、壁・床・天井の6面で建物を支える箱型の[モノコック構造]※1となっています。面と面をしっかりと接合し、各部屋をひとつの[箱]として仕上げることで、地震の揺れを建物全体で受け止めて荷重を分散させます。

日本の在来工法が柱と梁で建物を支えているのとは異なり、床と壁、屋根の6つの面が強固に一体化した構造です。建物全体が剛性の高い「箱」となることで、力をバランス良く分散・吸収し、建物を守ります。

阪神淡路大震災での統計※2によると、住宅全壊は約10万1,000棟。半壊を含めた一部崩壊は約28万9,000棟にのぼりました。しかし、ツーバイフォー工法の建物7,986棟のうち全壊は1棟もなく、そのうちの96%は補修の必要もなく、居住可能な状態でした。これらのデータは、大都市直下型の地震災害の恐ろしさを物語ると同時にツーバイフォー工法の強固な耐震性を実証し、改めてその評価がクローズアップしています。

  1. [モノコック構造]はスペースシャトルやジャンボジェット、新幹線などにも採用されている強度の高い構造です。
  2. 社団法人日本ツーバイフォー建築協会調査による(地震発生の1995年2月末時点での調査)

高度な耐久性能

スターツCAMでは、最新の建築技術と蓄積した施工ノウハウで、2×4工法(ツーバイフォー)の建物の耐久性能をより高めています。

従来の換気口に比べ、2倍以上の通気性能を誇る[床下換気工法]

床下の湿気対策として通気性能を格段に良くするために[床下換気工法]を採用しています。基礎と土台の間に特殊なパッキンを挿入することにより、従来の換気口による局部的な換気とは異なり、床下全周が換気部分となるため、湿気がたまりにくくなる工法です。建物の耐久面にも大きな効果をもたらします。

床下換気工法による全周換気

腐朽、狂いの発生しにくい乾燥材を使用

木材の腐朽対策は木造建築物の大きな課題でした。使用する木材を含水率19%以下の乾燥状態に保つことで、腐朽を防止しています。建物完成後、長年に渡る湿気等による各部分の寸法の狂いを未然に防止しています。

木材の乾燥釜

防腐・防蟻処理

シロアリ・害虫対策も、木造建築物を維持していく上で、重要な課題です。土台の製材には、出荷段階での工場処理により加圧注入式の防腐・防蟻処理が施されています。さらに、1階床面から高さ1mの範囲までは持続性に富んだ無臭性の薬剤を工事現場にて使用しています。

防虫剤加工が施される様子

安心・安全を支える耐火性能

火が燃え広がらず、延焼・類焼を未然に防ぐファイアーストップ構造

2×4工法(ツーバイフォー)の建物には、万一の火災に備えて、躯体への着火を防いだり、火災が広がるのを防止するための充分な機能が折り込まれています。[ファイアーストップ構造]は、壁や天井の内部に石膏ボード(不燃性)を張り詰めることで、万が一火災になった際にも、裏面温度の上昇を抑える仕組みです。また、各室が構造壁に囲われているため、室内で発生した火災が他の部屋へ燃え広がるのを防ぐ効果が期待できます。

さらに、2×4工法(ツーバイフォー)に使用されている製材は、火にかざすと表面が炭化層となりそれ以上は燃え進まないため、建物内部に延焼しにくい性能を持っています。熱にも強く、燃焼温度の上昇によって一気に変形し、建物強度が急激に低下することがありません。

  • ファイアーストップ構造
  • ツーバイフォー構造の構造材の加熱実験
  • 加熱後の製材

快適な生活を保障する居住性

プライバシーを保護し、トラブルを防ぐ遮音性能

隣り合う部屋と部屋との間の界壁は、生活音が直接伝わらないように、壁下地となる構造材をそれぞれ独立して互い違いに配置することで、部屋の物音が隣室に伝わることを防いでいます。上階の床と下階の天井を構造的に切り離す[吊り床天井構造]を採用し、ALC板と遮音マットを利用することで、上下階の生活音の遮音・吸収、発生音の低減を行っています。夜間に気になるトイレ等の排水音にも配慮し、上階から下階へ通じる排水管には遮音性能に優れた[耐火二層管]を標準採用しています。

界床断面図(1時間準耐火構造)
界壁断面図(1時間準耐火構造)

優れた断熱性能と結露対策

壁の外側や床には構造用合板を用いて、壁の内側・天井・床など枠組みの要所に断熱材(グラスウール)を充填しています。完全に目地処理を施した石膏ボードで覆うことで、建物全体が保温性の高い容器のようになり、外部の温度変化に影響を受けにくい魔法瓶のような構造となっています。 室内外の温度差によって生じる結露は、木材の腐食やカビの繁殖などの原因として、住まいに多大な悪影響を及ぼすため、壁の内部に断熱材を入れることで、結露が発生しにくく構造としています。

魔法瓶構造のイメージ

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