「浅草らしさ」を残した老舗の建替え

ひうちや

言問橋のたもとで、100年以上前から営まれていた革用工具の販売店舗「ひうちや」の建て替え計画です。 2階建ての店舗兼住宅は、高床免震RC11階建てに生まれ変わりました。 道路に対し隣接地を取り囲むような「コの字形」の地形に、店舗＋住宅25戸という複雑な本計画は、法規制と敷地条件で建物の配置や形状が決定されてしまいます。そこに「木目ルーバー」をアクセントモチーフとして加え、「浅草らしさ」の象徴とすることで、デザインをコントロールしました。 約18mに及ぶアプローチは、ボーダーパターンの舗装や格子の手摺を用いて、奥行きを際立たせています。 また、ピロティの天井はライトアップした木目ルーバーとし、見上げた時の視線に配慮した効果的な演出をしています。