01STORY / きっかけ
大地震が起きたときのことを考えて
この土地は20年ほど前から所有しており、以前は会社の事務所が建っていました。築17年でしたが、将来的なことを考えて建て替えることになり、収益性も考えて会社の事務所と賃貸住宅の併用型マンションを建てることになりました。
建築関係の仕事をしているので、建物の構造についてはよく知っていました。そして耐震・制震・免震構造のそれぞれの違いをよく分かったうえで、建物を建てるならやはり免震が有利だろうと考えておりました。
一度、スーパーゼネコンさんの技術研究所で阪神淡路大震災の大きな揺れを体験する機会がありました。そのとき、「通常の建物では倒壊はしないにしても、中がめちゃくちゃになってしまい、人は住めないし事業も続けられない状態になってしまうな」と感じ、次に計画する建物は免震にしようと考えたのです。
02STORY / スターツを選んだ理由
「免震」であること自体が安心になる
銀行さんからの紹介で、スターツを推薦して頂きました。実はそれまでスターツが免震構造を推し進めていることは知りませんでしたが、これもひとつのご縁ということで、全面的に信頼してお願いをすることにしました。
採用する免震装置はブリヂストンさんの製品を推薦してもらい、実際にブリヂストンさんの工場に見に行きました。そこで自分の建物に設置する免震装置の耐久試験の様子を見せていただき、大きな安心を感じるとともに、そのような機会を下さったことに感謝をしています。
この建物が完成してからは、まだ大きな地震を体験していません。ただ、ここには住んでいる方や私の会社の社員もいますので、「この建物の中にいると大きな地震が来ても安心」と私を含めみんなが感じられていることが素晴らしいと思っています。
03STORY / こだわり
建物に込めた「想い」
外観のデザインは暖かい色が好きなので、黒やグレーといった色ではなく好みの明るい色を選びました。そして内装に関しても同様で、白を基調としたモダンなデザインにしています。どちらも非常に満足しています。
完成してからは、仕事でお付き合いのある建築関係の方たちから「この建物をぜひ見せてください」と言って頂きます。免震構造だということも気付いて頂き、建築費に関わらず免震を選んだ私の想いに共感してくれています。考えたくはないですが、大きな地震はいつか起こると考えています。できれば日本全国の建物が免震構造になって欲しいと思っております。