01STORY / きっかけ
東日本大震災での経験を踏まえて
川崎市登戸地区の区画整理事業がきっかけです。営んでいる蕎麦屋を継続するためにも、新しく建物を用意する必要がありました。元々は木造の50年以上経っている建物で、東日本大震災を経験した際に、高温の天ぷらの油や100度近いお湯が入っている釜が大きく揺れてしまい、あわや大事故になりかねない事態となりました。お店にはお客様がいらっしゃったので、今後もっと大きな地震が起きたらと考えるとぞっとしてしまいました。お客様の安心・安全のために、そして災害という予期できないリスクを小さくさせるためには、地震に強い建物を作らなければならないと考えていました。
02STORY / スターツを選んだ理由
免震で建てることは、安心を買うということ。
地震に強い建物として「免震」に興味を持って、自分でも基本的なことを調べていました。そして同時に、テレビCMでスターツが免震をやっていてパイオニア的な存在ということを知ったので、スターツにお声掛けをしました。お会いするようになって、担当営業の方の熱意やフットワークの軽さ、こちらの疑問をスピーディーに解決してくださるところに好感を持ちました。さまざまな会社を見ましたが、最後に選んだ理由はやはり「免震」でした。免震を建てるということは将来の「安心」を買うこと。周りには「お金をかけすぎじゃないか」とも言われましたが、大きな地震が来た時に修繕費を抑えられることや、何よりお店の営業を続けられるということが大事です。あと、上に住む賃貸の若い入居者さんの親御さんが、我が子が免震に住んでいることで安心しているという話を聞いて、やっぱり免震にして良かったと思いましたね。
03STORY / こだわり
関わったすべての人の想いを乗せて
デザイン(意匠設計)は私の友人が営む設計会社にお願いをしました。向ケ丘遊園のランドマークになるような物件を作りたいという想いがありました。スターツの設計や工事の方々も含め、プロジェクトに関わった人全員の熱意と、任された仕事を120%の力でやろうという意気込みがすごく伝わってきて、たくさんの人の想いが乗っかっている建物だと自信を持って言えます。スターツを選んだことは間違っていなかった。
免震を選んだことは自分やお店のためということもありますが、地域の周りの人たちにも安心してもらえる建物を建てたいという想いもありました。先頭を切って自分が免震を建てる事によって、他の人にも地震に備えた方がいいのではというきっかけにして欲しいです。一人でも多くそういう人が増えれば、防災についての意識が高まるのではないかと思っています。